バイオマス研究会
目 的
環境及びエネルギーを巡る問題は、全世界が協調して取り組むべき課題であり、世界経済の動向とも深く関わっている。
こうした中、近年、バイオマスエネルギーの利活用について関心が高まり、各地で様々な取り組みが行われ、持続可能な循環型社会構築に向けた動きが拡大することが見込まれる。
本研究会は、地域におけるバイオマス資源の有効に活用を図るため、産学官が連携して未利用バイオマスからのエネルギーの創出を目指した事業を実施している。
PS(ペーパースラッジ)からバイオエタノールへ
富士市の地場産業である製紙業界から発生するPS(ペーパースラッジ)は、年間90万トン以上にものぼり、その多くは企業が費用を負担して焼却処分されている。
当研究会は、企業負担の軽減及び新たな事業の創出に向け、産業廃棄物であるPSからバイオマスエネルギーを抽出する研究を静岡大学・沼津高専・関係機関の協力の下、進めてきた。
研究会設立後、研究室規模で実験を進め、一定の成果を得てきた。22年度は、更に実験規模を拡大し、長野県信濃町にある実験プラントで糖化実験を行った。今後は、バイオエタノール抽出に関する事業化・富士市のバイオマスタウンを視野に研究を進めていく。
木質バイオマス利用への取組み
市民や市内企業に木質バイオマスの利活用が地球温暖化防止に繋がることを身近に感じてもらうため、木質バイオマスの可能性についての講演会を開催したほか、実際に木質ペレットを製造する工程を見て、触れる機会を市民及び事業者に提供し、森林(間伐材)から得られるエネルギーが供給できる仕組みについて説明した。
