令和2年度 経営発達支援計画評価会議 実施報告

第1回会議

(1)日時・会場

  • 令和3年1月22(金) 10時00分~12時00分 当所1F会議室

(2)出席委員

  • タケムラビジネスコンサルタンツ 代表 竹村祐輔 氏
  • 山本敏行税理士事務所 代表 山本敏行 氏
  • 沼津工業高等専門学校 教授 大津孝佳 氏
  • 富士市産業政策課 岡 利徳 氏

(3)委嘱・委員長選出

  • 古郡専務理事挨拶、委嘱状交付、設置規程説明の後、委員互選により竹村委員を委員長に選出。 議長として会議を進行した。

(4)協議事項

  • 当所経営発達支援計画について計画内容と元年度の実績見込を対比しながら、進捗状況と事業効果について説明した。 説明に基づく各委員の評価結果は所定のエクセルファイルをメールにて後日回収した。

第2回会議

(1)日時・会場

  • 令和3年2月15(月) 15時00分~16時00分 当所1F会議室

(2)出席委員

  • 第1回同様。竹村委員長を議長に進行した。

(3)評価結果の発表と各委員からの講評

  • 竹村委員長
    個店の支援は、対面でなければ難しい。コロナ禍の中で、影響を受けている飲食業、宿泊業に対しては、もう一歩踏み出して対応策を取ってもらいたいと思いますが、具体的にどうしたらよいかは難しいところ。地域の経済動向調査については、KPI(重要業績評価指標)に設定した値をクリアしました。今後コロナ禍で事業者の心理状態が目まぐるしく変化する中、調査頻度と公表のタイミングが重要になってくると思います。

    金融相談は目標値の約2倍、補助金申請における経営分析は4倍とコロナ禍における相談件数の激増に応じられました。

    事業計画策定支援は、各種支援メニューが充実しており良い事と思います。目標数以上の実績が散見されています。

  • 山本委員
    BIZミルを使用とのことだが、システムまかせにするのではなく本質を理解したうえで分析してほしい。顧問先が銀行へ融資の申し込みをすると、銀行は試算表を分析して点数を付けて、この箇所をこうすれば借入ができると言ってくる。ソフトウェア任せで、試算表の見方をわかっていない。会議所の職員には、是非簿記2級の取得を必須としていただきたい。会議所には、地域活性化に対する取り組みを行ってもらいたい。私が顧問を務めるラフティングの会社が2社あり、富士・富士宮で計4社が富士川の川下りを行っている。富士市と富士宮市が協力して地域振興に力を入れていただくとありがたい。
  • 大津委員
    アンケート結果をどう活用するかが大事である。経営状況の分析と事業計画策定支援については、「個店支援事業」が新型コロナウイルス感染予防対策により実施されていないので、マイナス1ポイントとし、3点とさせていただいた。会議所職員の能力向上のため、ビジネスマネジャー検定やITパスポート検定を活用しているが、これからは、知財力向上にも力を入れてもらいたい。
  • 岡委員行政と同じ方向を向いて仕事をしている。経営状況分析については、新型コロナの影響で実施できなかったものはあるが、全体的に目標以上の実績となり、コロナ禍において影響を受けやすい小規模事業者への対応がしっかり図れている。富士ブランド事業に関しては、新型コロナの影響から実施できない事業が多くなったが、次年度以降、販路拡大に向けた事業を検討しており、今年度実施できなかった事業を含め市もできる限りの協力を行いたい。

    静岡県は、BCP先進県であり、コロナ、サプライチェーンの毀損等に対処するためBCPを作成する企業を富士市としても今後増やしていく施策を行っていく。